薬剤師へ

【事例】薬剤使用期間中の患者フォローアップ 2件


 

こんにちは。 マサです。

 

私は保険薬局にて薬剤師をしています。

 

今回は、私が実施した『薬剤使用期間中の患者フォローアップ』を2件紹介します。

目次

・患者さんの求めに応じて実施

・薬局から提案して実施

 

A  患者さんの求めに応じて実施

80歳女性 現病:高血圧、右肩痛 服用薬:ニフェジピンL錠20mg 2錠 1日2回 朝·夕食後、他科:リリカカプセル25mg、カロナール錠500mg、エペリゾン塩酸塩錠50mg

処方箋調剤とは別日に来局。

相談理由:健康診断を受けて脂質値の指摘を受けた。薬の服用を勧められていないけれど、本当に問題ないのか?

検査結果:BMI:23.5、AST:20、ALT:15、γーGTP:15、HDL:50mg/dL、LDL:155mg/dL、TG:110mg/dL、Cre:0.70mg/dL、eGFR:62

回答内容:今の数値であれば、主治医が言うようにお薬を開始する必要はないと思います。このままお薬の服用なしで様子を見て、定期的に検査にて確認すれば良いと思います。

上記のように回答した理由:後期高齢者において、高LDL血症に対するスタチンによる心血管イベントの1次予防の有効性を示したデータがありません。そのため、現在のLDL値ではすぐさまお薬の開始が必要な状態ではないと判断しました。

薬歴記載内容

○月○日患者来局

健康診断による結果が不安なため相談に来局。患者フォローアップを実施

相談内容:健康診断の結果により脂質が心配になった。主治医より薬の服用を勧められていないけれど、本当にそれで良いのか不安

BMI:23.5、AST:20、ALT:15、γーGTP:15、HDL:50mg/dL、LDL:155mg/dL、TG:110mg/dL、Cre:0.70mg/dL、eGFR:62

回答内容:今の数値であれば薬の服用の必要性はありません。心配であれば定期的な検査にて経過観察すれば良いと思います。

 

 

B  薬局から提案して実施

70歳女性 原病:2型糖尿病、便秘症、関節リウマチ、骨粗鬆症、狭心症、過活動暴行、目眩症

□月□日:レバミピド錠100が追加。

経緯:昨日のお昼から急に心窩部痛と背中の中心部が痛くなった。苦しくなるような症状だった。その日の昼食は特別なものではなくスパゲティ。

少し前に、心臓の検査を実施したばかりで、異常がないことを確認している。夕方になって心窩部痛は改善し、背中痛が残った。

本日は心窩部痛はなく背中痛がある。

下痢なし。黒色便なし。血便なし。収縮機血圧148mmHgと普段通り。痛みのために食欲が軽度低下。食後に痛み増強なし。

□月□日指導内容:途中で痛みが悪化して息苦しくなる場合は、手持ちのニトロペン舌下錠を使用してください。効果なければ心臓が原因ではないと思われます。

もしニトロペン舌下錠を使用しても息苦しさがあって心配ならば救急車を呼ぶことを考えてください。

黒色便や血便があればすぐに受診してください。食後に痛みが増したり下痢や発熱の症状があればすぐに受診してください。

1週間程度したらお電話にて様子を確認させてください。

 

1週間後の×月×日(患者フォローアップ):2、3日して心窩部痛と背中痛が消失。食欲も回復。引き続き下痢便なし。血便なし。黒色便なし。

薬歴記載内容

□月□日 患者フォローアップ:現在のところ急性膵炎·狭心症を疑う症状はないけれど、念のため経過を確認したい

×月×日 TELにて患者フォローアップ実施

2、3日して心窩部痛と背中痛が消失。食欲も回復。引き続き下痢便なし。

患者さんの状態も元に戻っているため、心配ないと判断。もし再発あれば受診するように伝え、患者フォローアップ終了。

※ 私の薬局では、記録者の名前が自動で入力されますので、患者フォローアップ実施薬剤師名が自動で記録されています。

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