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薬局で配布する資料をご紹介「糖質について」 服薬指導で活用してください


こんにちは。 マサです。

調剤薬局にて薬剤師として働いています。

あなたは糖尿病患者さんや糖質を食べ過ぎている患者さんに、どのような指導をしていますか?
具体的に指導していますか?

当社では患者さんのお役に立てるような資料を作成して配布しています。また、資料を活用して指導しています。
今回は私が作成した「糖質の資料」をご紹介します。

「ご飯を食べないと頭が働かない」はウソ

確かに脳のエネルギーは糖分です。しかし、糖分は肝臓や筋肉にグリコーゲンという形で蓄えられており、食事から摂取されない時は蓄えられたグリコーゲンを分解して糖分を作り出します。
「人間は食事をしなくても水分があれば1ヶ月は生きられる」と聞いたことがありませんか?
これは体に蓄えられた栄養を使用するためです。蓄えられた栄養があれば1ヶ月も生きられるのですから、普段のご飯量を減らしても何の問題もありません。

食後に眠くなる人は、食べ過ぎ!!

食後に眠くなる原因は2つです。
1つは食べすぎることで血糖値が上がり、それによってインスリンが分泌され、一時的な低血糖状態になるためです。
もう1つは、食べたものを消化するために胃に血液が集まり、脳の活動が低下するためです。食べすぎればより消化にエネルギーを使用するため脳の血液が減り眠くなります。

甘いものを止めるには覚悟が必要

甘いものは「麻薬」と言われています。
人間が生きていくためには糖分が必要です。そのため、甘いものを食べると脳が満足します。この満足感が甘いものを止められない原因です。
甘いものを食べる習慣がある方は、強い意思を持って止めましょう。「いつでも止められるから大丈夫」と軽く考えている方は、後から辛い思いをすることになります。最初から口にする習慣を作らないことが大切です。

スポーツ飲料に注意

多くの方が「炭酸飲料に含まれている糖分が体に悪い」と知っていると思います。
ではスポーツ飲料はどうでしょうか。「スポーツ飲料は体に必要」と考えている方が多いと思います。これは本当でしょうか?
500mLのスポーツ飲料に含まれる角砂糖の量は、5個〜10個と言われています。炭酸飲料に含まれている角砂糖の量は10個〜20個なので、確かに炭酸飲料と比べると少ないと思います。
しかし、夏場に室内で過ごし、多くの汗をかかない方にとって必要な糖分でしょうか?
多くの汗をかかないのであれば、水やお茶、ミネラルの多い麦茶での水分補給をお勧めします。

果物が体に良い食べ物とは本当?

果物はビタミンやカリウムが豊富なため、「体に良い食べ物」と考えている方が多いです。
確かにビタミンは疲労回復につながりますし、カリウムは余分な塩分を排泄してくれます。しかし、果物に多い果糖という糖分は、ほぼ100%肝臓に取り込まれます。食べすぎると肝臓に脂肪がついて脂肪肝や体重増加につながります。よって、過剰に食べれば体にとって毒となります。

果物の栄養は野菜で補える

果物と野菜、どちらにもビタミンやミネラル、食物繊維があります。
果物に含まれるビタミンはビタミンC、ミネラルはカリウムが主です。しかし、野菜には果物よりも多くのビタミンやミネラルを含みます。
果物の栄養を野菜で補うことはできますが、野菜の栄養を果物で補うことはできません。
厚生労働省のホームページにも記載されています。

糖尿病の方は果物が不要

正確に言うと、血糖値が高い方には果物が不要です。
血糖値が高いということは、体内で処理できない糖分があるということです。体内で処理できない糖分が多くなると、体内でAGEs(終末糖化産物)が過剰に作られてしまいます。
このAGEsが血管に負担をかけます。その結果、腎臓や目、神経、心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化の合併症を引き起こします。
また、糖が過剰となった場合、果物の糖分は、ご飯などの糖分よりもAGEsが作られやすいと言われています。
さらに、AGEsは糖尿病患者さんでなくても注意が必要です。過剰な糖分がアルツハイマー病や関節リウマチ、炎症性腎疾患、炎症性腸疾患、動脈硬化、ガンにも深く関わるとされています。

糖尿病の食事指導で教わる1日の果物量

食べないか、食べても下記の量
梨:半分   桃:1個   りんご:半分    キウイフルーツ:1個   柿:1個
バナナ:1本             はっさく1個         夏みかん:1個                  みかん:Mサイズ2個

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