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薬局での説明『認知症の中核症状について!』 【簡単にまとめました】


こんにちは。 マサです。

あなたは、認知症患者さんの家族から、日常生活について相談を受けた経験がありませんか?
その時にうまく回答できなかった経験があるかもしれません。
今回は簡単ではありますが、対応方法を紹介します。

認知症の中核症状への対応

認知症患者さんは、脳の機能が低下することでさまざまな症状が出てきていますが、感情はあります。
こちらが迷惑そうにしていたり、冷たい対応であったりすれば、それがわかります。
認知症患者さんに寄り添うように、一人の人間として温かく接することが大切です。
 

記憶障害

何度も同じことを繰り返し話す場合

初めて聞いたように接することが大切です。
・何度も繰り返し話すことは、患者さんにとって「大切なこと」です。今後の介護において必要になるかもしれませんので、覚えておいてください。

・回答をメモに書いて渡してください。

・さりげなく別の話題に話を変えてください。

・仲の良い方がいる場合には認知症であることを伝え、上記のような対応方法をお伝えください。

・耳が悪くて伝わっていないことで、何度も質問をしたり、話をしたりすることがあります。その時だけでも話が伝わっているかどうかを確認しながら話をしてください。
 

何個も同じものを買ってくる場合

・買ってくるものを保管してある場所に「〇〇は買わない」と貼り紙をしてください。また、お財布にもメモを入れたり、目立つようにしたりしても良いと思います。
ただし、貼り紙が多くなると居心地悪く感じ、周辺症状につながる可能性があります。
ご本人の様子を見ながら行なってください。

・よく買い物に行くお店に連絡をしておいても良いと思います。「この前〇〇を購入していましたよ」と声かけをしてもらうと良いと思います。
 

病院に行く日を忘れる、大事な予定を忘れる場合

・カレンダーに記入することをお勧めします。

・ゴミ出しを忘れてしまう場合は、ご近所付き合いが良ければ、ご近所の人に声かけをしてもらってください。
 

食事をしたことや薬を服用したことを忘れる場合

・食卓に朝食・昼食・夕食と書いたものを置き、食事をして薬を服用したら◯印をつけることをお勧めします(ホワイトボードでも良いと思います)。
 

火の消し忘れが心配な場合

・IHヒーターに変更してください。

・仏壇がある場合は、マッチやライターなども使用しないように片付けてください。
 

飲酒したことを忘れて運転してしまう場合

・車の鍵を隠してしまう

・車の鍵を隠すことで怒って困る場合は、警察に飲酒をして運転してしまうことを相談してください。対応してくれると思います。
 私が経験したことでは、ご家族が警察に相談したら「飲酒して車で出かけたらすぐに連絡をください」と話があったそうです。
 

判断力の低下

車の運転に不安がある場合

・お孫さんから「心配だから車の運転を止めて」とお願いしてもらう。

・警察または指定された教習所等で、認知機能検査(時間の見当識、手がかり再生、時計描画)を受けてもらう。
 一人で受けてくれない場合は、家族と一緒か知人にお願いをして受けてもらう。
 

季節に合った洋服を選べない場合

・自分でできるようにタンスやクローゼットには、季節に合った洋服だけをしまう。

・自分で準備できない時は、2種類か3種類を選び、「どれが良い?」と選んでもらう。
 

悪徳セールスに引っかかってしまう

・成年後見人制度の活用を考える
 

失行・失認・失語

目的にあった動作や行動が困難、視力障害がないのに対象が認識できない、言葉を発したり聞いたことを理解できない状態

着替えができない場合

・一緒に着替えをする。

・できる限り自分でできるように、できないときだけ手助けをする。
 

入浴に不安がある場合

・一緒に入浴をする。

・デイサービスを活用する。

・温泉や銭湯を活用する。
 

家族が誰か分からなくなる場合

・家族が名札をつけるようにする。

・話しかける時に、まず名乗るようにする。
 

会話が難しくなった場合

・「はい」、「いいえ」で答えられるように質問する。

・短く切って、分かりやすいように話をする。
 

実行機能障害

料理ができなくなる場合

・一緒に料理をし、できることを指示しながらやってもらう。

・料理器具の使用ではなく、切る、混ぜる、炒めるなど、簡単な作業をやってもらう。
 

掃除ができなくなった場合

・一緒に掃除をし、できることをやってもらう。

・床を拭く、窓を拭くなど簡単なことをやってもらう。
 

電車やバスの乗り方が分からなくなった場合

・一緒に出かける
 

見当識障害

日時がわからない場合

・時間がわかるように、大きな時計で見やすいものにする。

・日めくりカレンダーの活用や、カレンダーの終わった日に✖️をつけてわかりやすくする。
 

場所がわからない場合

・「トイレ」、「お風呂」、「〇〇の部屋」などの紙を貼って目立たせるようにする。
 

道に迷う場合

・一緒に歩くようにする。

・GPS機能のついた携帯電話や発信器を持たせるようにする。

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